淡路島の玉ねぎ屋が教える「玉ねぎ染め」のコツ

■玉ねぎ染めってなに?
玉ねぎ染めとは、玉ねぎの外皮を使って布や糸を染める自然染色です。
玉ねぎの皮に含まれる天然の色素(ケルセチン)が、温かみのある黄色やオレンジ色を生み出します。
化学染料を使わないので環境に優しく、ナチュラルな色合いが楽しめるのが特徴です。
ケルセチンは様々な野菜に含まれていますが、特に玉ねぎの皮に多いと言われています。
朝ドラ「おむすび」で主人公の橋本環奈さんたちが野菜染めに挑戦する様子が話題になりました。
■玉ねぎの皮を手に入れる方法
スーパーや通販で買った玉ねぎを調理する際、皮をむいて袋に保管しておきましょう。
玉ねぎ5~6個分たまれば十分な量になります。
淡路島では玉ねぎの選果作業の過程で大量の「玉ねぎの皮」が発生します。
玉ねぎの箱詰め前に表面の汚れを落とすために手でこすったり、エアコンプレッサーで表面を磨いたりすると、外皮がめくれます。
この皮は基本的に廃棄するしか使い道がありませんが、染物に再利用できればエコですよね。

■玉ねぎ染めのコツを解説




<準備するもの>
玉ねぎの外皮:5~6個分
染めたい布や糸(綿、麻、絹など天然素材が適している)
鍋:1つ
水:適量
酢またはミョウバン(媒染剤):少量
ゴム手袋:染色時の手荒れ防止用
<染め方>
玉ねぎの皮を煮出す
玉ねぎの皮を鍋に入れ、水を注いで中火で約30分~1時間煮る。
皮を取り出し、液をこして染液を作る。
布の準備(前処理)
染める布を水でしっかり濡らす。
酢やミョウバンを溶かした水に布を浸し、媒染処理をする(染料が定着しやすくなる)。
染める
染液に布を入れ、弱火で20~30分間染める。
時折布を動かしてムラを防ぐ。
発色と仕上げ
染液から布を取り出し、水でよくすすぐ。
媒染剤を使った場合は、再度媒染液に浸してからすすぐ。
風通しの良い場所で陰干しする。

■玉ねぎ染めをもっと楽しみたい方へ
色の濃淡を調整
煮出す時間や玉ねぎの皮の量を変えることで、淡い黄色から深いオレンジまで色を調整できます。
模様をつける
ゴムや糸を使って布を縛り、絞り染めをすることで独特の模様を作れます。
他の植物と組み合わせる
玉ねぎ以外の植物(例えば紅茶やビーツ)と組み合わせて、複雑な色合いを楽しむこともできます。