ブロッコリーの鮮度を長持ちさせるボードン袋(防曇袋)

■結露を防ぐ特殊加工が施されたボードン袋
食べチョクでブロッコリー販売を始めるにあたって、
できるだけ鮮度を保ったままお客様にお届けする方法を色々と調べてみたところ、
ボードン袋(防曇袋)がいい、という情報に行き着きました。
防曇袋(ボードン袋)とは、内部の湿度や温度差によって袋内側に結露が発生するのを防ぐ特殊加工が施された袋のことです。野菜や果物などの鮮度を長く保つために用いられるもので、特にブロッコリーのような水分量の多い野菜や、湿気や乾燥に弱い食材に効果を発揮します。一般的なビニール袋と比べて以下のような特徴があります。
- 防曇効果
袋の内側に特殊なコーティングが施されており、結露が水滴となって溜まるのではなく、薄い水膜として広がるようになっています。この仕組みにより、袋内の結露が野菜や果物に直接触れて腐敗を引き起こすのを防ぎます。 - 鮮度保持に優れる
湿度を適度に保ちながら、呼吸作用で発生するガス(特に二酸化炭素やエチレンガス)を適度に逃がすため、野菜や果物が蒸れたり劣化したりするのを抑える効果があります。 - 食品に安心して使える素材
食品衛生法に適合した素材で作られており、生鮮食品を直接包む用途に安全です。
■ボードン袋の特徴
ボードン袋は「適度な湿度」「通気性」「結露の抑制」を兼ね備えているため、家庭用冷蔵庫での保管に効果的です。
1. 湿度の保持
野菜は収穫後も呼吸を続け、水分を蒸発させています。
この水分が失われると、野菜は乾燥し、鮮度が低下します。防曇袋は以下のように湿度を適切に保持します。
- 水蒸気を袋内に閉じ込める効果
防曇袋は一般的なポリ袋と異なり、水蒸気が袋の内側にたまることを防ぎつつ、一定の湿度を保ちます。これにより、野菜が乾燥するのを防ぎます。 - 表面の結露を防ぐ加工
通常の袋では、温度差によって袋内に水滴(結露)が発生します。結露は野菜を湿らせ、腐敗の原因になりますが、防曇袋は特殊な加工により結露を拡散させ、野菜表面を適度に乾いた状態に保つため、傷みを防げます。
2. 適度な通気性
野菜は呼吸によって二酸化炭素(CO₂)やエチレンガス(熟成を進める物質)を発生させます。
このガスが袋内にたまると、鮮度が早く落ちる原因となります。
- 防曇袋は微細な通気性を持つ
防曇袋の素材は、外部からの湿気や乾燥を防ぎつつ、内部で発生したガスを適度に逃がす構造になっています。
この「適度な通気性」により、ガス濃度が高まりすぎるのを防ぎます。 - ブロッコリーの呼吸作用に対応
ブロッコリーは収穫後も活発に呼吸する野菜です。
防曇袋を使うことで、呼吸が適切にコントロールされ、老化が抑えられる効果があります。



■ボードン袋を試してみたらこんなに違った!!
ポリ袋(写真左)とボードン袋(写真右)を比較してみました。
収穫後、冷蔵庫で10日間保管したブロッコリーです。
茎の部分を見ると、その保管状態の違いがよくわかると思います。
ポリ袋では茎元が茶色に変色していますが、ボードン袋ではきれいな薄緑色をキープしています。
ポリ袋の内側には水滴がたくさんついていますが、ボードン袋には水滴がほとんどついていませんでした。


ボードン袋は、シモジマのSWANボードン穴ありタイプNo.13を使用しました。
サイズ→厚0.02×幅260×高380mm
材質→OPP
オススメ農産物→ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、レタス、白菜、グレープフルーツ、バナナ
(商品HPから引用)
■サイズ・素材・加工別…オススメのボードン袋
1. サイズの規格
ボードン袋のサイズは、幅(mm) × 高さ(mm) × 厚み(μm)で表記されます。
用途に応じて選べるよう、以下のような規格サイズが一般的です。
- 小サイズ(No.3~No.7)
幅120~180mm、高さ200~270mm程度。小型の野菜(ミニトマト、ハーブなど)や果物に適しています。 - 中サイズ(No.8~No.10)
幅200~250mm、高さ300~350mm程度。葉物野菜(ほうれん草、レタスなど)やブロッコリーなどに使用されます。 - 大サイズ(No.12~No.14)
幅300~400mm、高さ400~500mm程度。キャベツ、大根などの大きな野菜や果物を包むのに適しています。
厚みは一般的に20~30μm程度で、内容物に応じて耐久性のある厚みを選ぶことが重要です。
2. 素材
ボードン袋は、主に以下の素材で作られています。
- OPP(二軸延伸ポリプロピレン)
高い透明度と光沢が特徴。野菜の見栄えを良くし、適度な強度と防曇効果を持つ。比較的低コスト。 - CPP(キャストポリプロピレン)
柔軟性があり、内容物にフィットしやすい。OPPより耐熱性が高く、袋詰め機での使用にも適する。 - PE(ポリエチレン)
柔らかく丈夫。防曇加工を施したものは野菜の長期保存に向いているが、透明度はやや低め。
3. 防曇加工の種類
防曇袋には、袋の内側に特殊なコーティングを施すことで、結露を防ぐ機能が追加されています。
この加工には以下の種類があります。
- 親水性コーティング
水滴を薄い膜状に広げて透明にし、結露を目立たなくする効果がある。 - 吸湿性コーティング
水分を吸収して、袋内の湿度を一定に保つ。湿気が多い環境に適している。
用途別の選び方
- 葉物野菜(ほうれん草、レタスなど)
適度な湿度保持が必要なため、防曇加工付きOPP袋が適しています。 - 果物(柑橘類、リンゴなど)
厚みのあるCPP袋が内容物を傷から守り、鮮度を保ちやすい。 - 根菜類(大根、にんじんなど)
サイズの大きい袋(No.12以上)で、PE製の耐久性の高い袋が最適。
