梅雨注意!! 玉ねぎは段ボールに入れっぱなしにしないで!!

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仲田青果は兵庫県南あわじ市で特産玉ねぎの生産・卸売りをしています。
愛称は「淡路島いち玉ねぎ」。野菜ソムリエサミットで2年連続の金賞を獲得しました。
淡路島の玉ねぎ屋だからこそ知っている豆知識をコラムとして日々発信しています。

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通販で届いた新玉ねぎ、そのまま箱に入れっぱなしにしていませんか?

新玉ねぎは、やわらかくてみずみずしい春の味覚。
でも実は「とても傷みやすいデリケートな野菜」だということをご存じですか?

とくに通販で届く段ボール箱の中に入れっぱなしにしておくと、あっという間に鮮度が落ちてしまうことがあります。

■段ボールは湿気がこもる

段ボールは通気性がよくないため、中に湿気がたまりやすいです。
特に新玉ねぎのように水分の多い野菜では蒸れやすく、カビや腐敗の原因になります。
特に梅雨時期や夏場は要注意。段ボールの底がうっすら湿っていたら、もう危険信号です。

段ボールの中は空気の流れがなく、温度も上がりがち。
新玉ねぎは涼しくて風通しのよい場所を好みます。
熱がこもると傷みが加速するため、気づいたときには玉ねぎの表面がヌルヌル…なんてことも。

■玉ねぎが重なり合って接触部分から傷む

段ボールにギュッと詰められた玉ねぎたちは、お互いに密着した状態。
その接触部分から傷んで、他の玉ねぎへとどんどん広がってしまうんです。一つの傷みが、全体を台無しにすることも。

正しい保存は冷蔵庫にすぐ移すこと!

届いたら、まずやってほしいのはこの3ステップ:

  1. 箱から全部出す
  2. 1個ずつ新聞紙で軽く包む(またはネットに入れる)
  3. 冷蔵庫に入れる(オススメは野菜室ではなく冷蔵室)

冷蔵庫に玉ねぎを入れるスペースがなければ、冷暗所もOKです。
ただし、新聞紙などで包んで通気性を保つことがポイントです。

新玉ねぎは「届いた瞬間」が勝負!

段ボール箱は「運搬用」。届いたあとも箱に入れっぱなしにしておくのは、せっかくの新鮮な新玉ねぎが台無しになってしまうリスク大です。

手間はほんの数分。届いたその日にちょっとひと手間かけて、大切に保存してあげてください。
そうすれば、みずみずしいおいしさが長く楽しめますよ。